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シニアのトップスについて呟きます

こんにちは!巣鴨で一番のズボン屋サンまつみやです。

シニアパンツを主力とした巣鴨のズボン屋ですが、今回はズボン以外にもお求めになる方の多いシニアトップスについて、巣鴨で接客していて気がついたアレコレを呟きます。

 

おばあちゃん達も年齢や体型、趣味などによって好みは別れますが、若い頃と違うところやどんなところを気にされているか見ていきたいと思います。

こんにちは!巣鴨で一番のズボン屋サンまつみやです。


今回はシニアのトップスについて、巣鴨で接客している間に感じたあれこれについて呟きます。

 

一口に巣鴨のシニアと言っても、ミセス〜ハイシニアまで年代は色々なので、好みもお困りごともバラバラです。

今回の切り口は

・ざっくりと、おばあちゃんたちはどんな服が好きか

・どんなお困りごとがあるか(のほんの一部)

を見ていきたいと思います。


いろいろな好みのあるおばあちゃん達ですが、共通しているのは・・・

・着やすくて動きやすいこと(若い方も一緒かな?)

・痩せて見えること(ゆったりすぎても太って見えるとのこと)

・軽いこと(ハイシニアに多いです)

・自分に丁度良いサイズであること(これが一番難しい!)

 

一見若い方にも共通することですが、おばあちゃんたちは若い方以上に自分のサイズ感に敏感です。

(若い方なら「多少緩くても着ちゃおう」と思えても、おばあちゃんたちには「だらしなく見えるから嫌!」という方も多いです)


スレンダーで若い頃と体型も変わらず、お体の不自由もなければ、ユ○クロや若い方のブランドでも十分!(と個人的には思ってます)

 

ですが個人差はあるとはいえ、若い方とシニアでは同じサイズでも体型の違いはどうしても出てきてしまいます。

若い方のデザインは「若い方が着て一番美しく見える型紙」シニアのデザインは「シニアの方が着て一番楽で美しく見える型紙」で作られています。

さらにお悩みごとでシニアの方が求めるデザインというのは千差万別で違ってきます。

「これならシニア全員にぴったり合う!」というデザインは皆無だと実感しています。(「これなら比較的沢山のシニアの方に合う」デザインは時々あります)

 


シニアのお洋服はお腹がぽっこりだったり、肩が上がらずアームがきつかったり、首元が開きすぎていたり、逆に苦しかったり・・・中年以降のお悩みがあるけれども、楽に着たい、若い方のデザインだと体型に合わない・・という方に向いています。

*最近は見た目を若い方の服に似せたデザインも増えてはいます。

 

そんな中でも

痩せている✖️お腹ぽっこり、

痩せている✖️腕が上がりにくい、

太っている✖️肩は小さい・・・

などなどお客様によってお悩みは変わるので、その点は個別に丁寧にご案内したいと思っています。


また介護などでご入用の方でも、介護の度合いやどこが不自由かで求めるデザインは変わってきます。

一例ですが・・・

半身が不自由な場合は前開きを求める方が多いです。

不自由な方から着て、動く方を後から入れる。

脱がせる時はその逆です。

介助の方によってはかぶりのトップスでも上手に着せちゃう場合はありますが・・・ご自身で着る場合や、被りが苦手な介助者の場合は前開きは便利なようです。


ご自身で着られる方や、体の大きな不自由はなく介助の方が着せる場合は、被りでアームホールが広く伸縮性のあるカットソーが好まれることもあります。

ボタンのつけはずしが面倒な場合は被りの方がいいのかもしれません・・。

 

 


若い方にはあまり気にならないポイントですが、首回りのシワが気になる・・というおばあちゃんたちには途中まで開くタイプがお勧めです。

ポロシャツやジップで途中まで上げられるトップスは「着脱が楽な方が良いけど、首回りのシワが気になるので隠したい!」という方にも人気です。

 

年齢と共に首元は

・シワが目立つ

・首回りの肉がつくのでタートルが苦しくなる

などのお悩みが出てくるようです。

おばあちゃまのお悩みやお好みに合わせた襟元を聞いてみてくださいね。

 


前開きについてですが、当店では前開きの場合はボタンの物が多く、マジックテープのお取り扱いはありません。

ただ実費(お直し代)はかかりますが、マジックテープをつけることは可能です。(ご注文から1〜数日かかります)

 


ただし、マジックテープの場合、繰り返し洗っているうちに接着が弱くなってしまうので、おばあちゃまのボタンの誤飲等のリスクがない限りは、ボタンのままの方が長く使える可能性が高いことはお伝えしています。

(接着面が弱くなった場合は、随時付け直していただくか、買いなおしていただくことになります。)


今回はシニアトップスについてざっくりしたデザインのほんの一部(奥が深いので他にも色々あります)について呟きましたが、次回は別の視点から考察したいと思います。